プレミアリーグは、世界で最も人気のあるサッカーリーグです。そのプレミアリーグのクラブを所有しているのは、いったいどんな人なのでしょうか?
オーナーの多くは、アメリカや中東などの富豪です。彼らは、莫大な資金を注ぎ込んで、クラブを世界一にしようとしています。
中には、クラブの成績よりも、自分のビジネスや政治的な利益を優先するオーナーもいます。私自身もアーセナル推しのグーナーですが、オーナーについては全く知りませんでした。今回は、フットボールの裏側、「お金」の側面を見ていきましょう。
プレミアリーグ全チームのオーナー一覧
サウジアラビアマネーが移籍市場を賑わせましたが、プレミアリーグのオーナーは、アメリカ人が一番多いようです。
チーム | 所有者 | 国籍 | 総資産 | 資産源 |
アーセナル | スタン・クロエンケ | アメリカ | 129億ドル | 商業不動産、Kroenke Sports & Entertainment、ウォルマート |
アストン・ヴィラ | ナセフ・サウィリス、ウェス・エデンズ | エジプト、アメリカ | 119億ドル | 投資と産業、Fortress Investment Group |
ボーンマス | ウィリアム・P.フォーリー | アメリカ | 16億ドル | Fidelity National Financial、Vegas Golden Knights |
ブレントフォード | マシュー・ベナム | イギリス | 2億8000万ドル | ギャンブル会社 |
ブライトン & ホーブ・アルビオン | トニー・ブルーム | イギリス | 13億ドル | オンラインギャンブル、不動産、土地開発・投資 |
バーンリー | アラン・ペース | アメリカ | 情報なし | ALK Capital LLC |
チェルシー | クリアレイク・キャピタル・グループ、トッド・ボウリー、ベッドハッド・エグハリ | アメリカ | 情報なし | 投資会社、スポーツ・メディアの幹部、プライベートエクイティ投資家 |
クリスタル・パレス | ジョシュ・ハリス、デイビッド・ブリッツァー | アメリカ | 57億ドル | プライベートエクイティ |
エバートン | ファルハド・モシリ | イラン | 29億ドル | 鉄鋼と化学 |
フルハム | シャヒド・カーン | パキスタン | 76億ドル | 自動車部品 |
リーズ・ユナイテッド | アンドレア・ラドリッツァーニ | イタリア | 3億7000万ドル | メディアとスポーツ |
レスター・シティ | キングパワー・インターナショナル | タイ | 情報なし | 免税小売 |
リヴァプール | フェンウェイ・スポーツ・グループ | アメリカ | 107億ドル | スポーツとメディア |
マンチェスター・シティ | シティ・フットボール・グループ | アラブ首長国連邦 | 情報なし | 投資会社 |
マンチェスター・ユナイテッド | グレイザー家 | アメリカ | 46億ドル | スポーツとメディア |
ニューカッスル・ユナイテッド | サウジアラビア公共投資基金(80%)、RBスポーツ・メディア(10%)、PCPキャピタル・パートナーズ(10%) | サウジアラビア、オーストリア、イギリス | 情報なし | 主権財富ファンド、メディア会社、プライベートエクイティ会社 |
ノッティンガム・フォレスト | エヴァンゲロス・マリナキス | ギリシャ | 13億ドル | メディアとエネルギー |
トッテナム・ホットスパー | ENIC International(85.55%)、ジョー・ルイス(14.45%) | ケイマン諸島、イスラエル | 情報なし | 投資会社とスポーツとメディア |
ウェストハム・ユナイテッド | デイビッド・サリバン、デイビッド・ゴールド | イギリス | 情報なし | 不動産とポルノグラフィー |
ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ | フォーサン・インターナショナル(復星国際) | 中国 | 情報なし | 投資会社 |
サウサンプトン | ドラガン・ショラク | セルビア | 情報なし | 投資会社 |
参考にした動画
プレミアリーグの移籍裏話やお金の話題を取り上げるチャンネル「プレミアリーグトークショー」でもたびたび取り上げられている話題です。関心のある方は覗いてみてください。
プレミアリーグオーナーってどんな人がいるの?
プレミアリーグは、世界で最も人気のあるサッカーリーグの一つであり、その価値は約200億ポンドと推定されています。プレミアリーグの各クラブは、オーナーによって所有されており、オーナーはクラブの経営方針を決定する権限を持っています。
プレミアリーグのオーナーとは?
スポーツチームのオーナーとは、クラブの所有権を持ち、クラブの経営方針を決定する権限を持つ人々です。プレミアリーグのオーナーは、個人、企業、投資ファンドなど、さまざまな形態があります。
個人オーナーとしては、チェルシーのロマン・アブラモヴィッチ、リヴァプールのジョン・W・ヘンリーなどが有名です。企業オーナーとしては、マンチェスター・シティのシティ・フットボール・グループ、アーセナルのクロエンケ・スポーツ&エンターテイメント・カンパニーなどが有名です。投資ファンドオーナーとしては、ニューカッスル・ユナイテッドのPIF(パブリック・インベストメント・ファンド)などが有名です。
プレミアリーグオーナーの役割
プレミアリーグに限ったことではありませんが、スポーツクラブのオーナーの役割は、主に以下の3つです。
- クラブの経営方針を決定する
- クラブの財政を管理する
- クラブの成功を追求する
オーナーは、クラブの経営方針を決定する際に、チームの戦術や選手の獲得、スタジアムの建設や改修など、さまざまな判断を下す必要があります。また、クラブの財政を管理する際には、収入と支出のバランスをとり、クラブの健全な経営を維持することが求められます。さらに、オーナーはクラブの成功を追求する際に、チームの成績を向上させ、ファンの満足度を高めることを目指します。
プレミアリーグオーナーは、クラブの経営に大きな影響を与える存在です。オーナーの経営方針や戦略によって、クラブの成績や将来が左右されると言えるでしょう。
プレミアリーグオーナーの人物像
プレミアリーグは、世界で最も人気のあるサッカーリーグの一つです。その人気に伴い、リーグに参入するオーナーも増えています。プレミアリーグのオーナーは、どのような人物像なのでしょうか。
ビジネスマン
プレミアリーグのオーナーの多くは、ビジネスで成功した人物です。例えば、マンチェスター・シティのオーナーであるマンチェスター・シティ・ホールディングスは、アラブ首長国連邦の首長であるムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン氏が所有しています。また、チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモヴィッチ氏は、ロシアの石油会社を所有する実業家です。
投資家
プレミアリーグには、投資目的で参入するオーナーもいます。例えば、リヴァプールのオーナーであるFSGは、アメリカの投資会社です。また、トッテナムのオーナーであるジョー・ルイス氏は、アメリカの不動産開発業者です。
ファン
プレミアリーグには、幼い頃からサッカーファンだったというオーナーもいます。例えば、アストン・ヴィラのオーナーであるデニス・ロー氏は、アストン・ヴィラのファンとして知られています。
ただし、ビジネスマンや投資家が、そのクラブのファンだったというように、上述のケースと被っているケースが多いでしょう。
ギャンブラー
近年のオーナーの形態として目立つのが、ギャンブラーです。例えば、ウェスト・ハムのオーナーであるデイヴィッド・ゴールド氏は、不動産開発で成功した実業家であり、ギャンブルでも巨額の利益を上げています。また、ニューカッスル・ユナイテッドのオーナーであるサウジアラビア王室は、石油産業で莫大な富を築き、ギャンブルにも手を染めているとされています。
トニー・ブルーム氏は、イギリスの投資家であり、ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンのオーナーです。ブルーム氏は、若い頃からギャンブルに熱中し、ポーカーやカジノなどで巨額の富を築きました。2017年にブライトンを買収したブルーム氏は、積極的な投資でクラブを強化しました。
まとめ
成功したオーナーは、サッカーへの情熱を持っています。そのため、チームの強化や成功のために、積極的に投資や経営を行います。日本ではオーナーにまで注目するファンは多くないでしょうが、選手だけでなく、裏にあるビジネスの世界も、エンターテイメントの要素として楽しめるのではないでしょうか。
オーナーの考えや行動は、今後もプレミアリーグの行方を左右していくでしょう。
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